ファルコンステークス2022の過去10年のデータと傾向

2022年3月19日に開催される第36回中日スポーツ賞ファルコンステークスの過去10年のデータを分析して傾向を探っていきます。

NHKマイルカップの前哨戦。昨年はルークズネストが優勝。ここの勝ち馬がNHKマイルCを制したのはジョーカプチーノ以来出現していないんじゃないか説がありますが、2020年のファルコンステークス2着だったラウダシオンが、本番のNHKマイルC優勝を飾っています。

それでは過去のデータをチェックしていきます。

対象期間:2012年~2021年

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東西の所属別の成績

【騎手】勝率は美浦所属だけど、連対率以下は栗東所属

騎手分類着別度数勝率連対率複勝率
美浦 5- 2- 1- 528.3%11.7%13.3%
栗東 5- 8- 8- 834.8%12.5%20.2%

若干ですが、率の上では美浦所属騎手のほうが勝率高め。ただ、連対率で逆転し、複勝圏内率ではやや差が開いています。

外国人騎手(短期免許)が3着に1回入っていますので、3着数が足りませんが、主だったものはないので省いています。

【調教師】勝率は美浦所属だけど、連対率以下は栗東所属Part2

調教師分類着別度数勝率連対率複勝率
美浦 4- 1- 2- 507.0%8.8%12.3%
栗東 6- 9- 8- 895.4%13.4%20.5%

以下、同文。

栗東馬の方が単勝回収値104円なので、勝率は低いけれども栗東馬を狙う方がいいんかなー。

【馬体重】500kg越えの大型馬が好成績を残す

馬体重着別度数勝率連対率複勝率
400~419kg 0- 0- 0- 20.0%0.0%0.0%
420~439kg 0- 0- 0- 190.0%0.0%0.0%
440~459kg 2- 2- 1- 335.3%10.5%13.2%
460~479kg 3- 5- 4- 465.2%13.8%20.7%
480~499kg 2- 3- 4- 334.8%11.9%21.4%
500~519kg 3- 0- 1- 437.5%37.5%50.0%
520~539kg 0- 0- 0- 20.0%0.0%0.0%
540~ 0- 0- 0- 10.0%0.0%0.0%

今週行われるスプリングステークスの傾向の馬体重の項目も同じですが、この時期だけに馬格がある競走馬が好成績を残しています。成長が速いほうがいいということなんでしょうね。

【増減】前走から体重増の方がやや好成績

馬体重着別度数勝率連対率複勝率
今回減 6- 4- 3- 866.1%10.1%13.1%
同体重 1- 1- 1- 214.2%8.3%12.5%
今回増 3- 5- 6- 336.4%17.0%29.8%

前走から体重の増減を診ると、勝率では差はないものの、連対率は17.0%の体重増が成績良好。複勝回収値も117円と高いので、狙い目としては体重増の競走馬を狙うべきか。

出走表の内外の優劣をチェックする!

【枠番】1枠は優勢

枠番着別度数勝率連対率複勝率
1枠 3- 0- 2-1316.7%16.7%27.8%
2枠 0- 1- 1-180.0%5.0%10.0%
3枠 2- 2- 2-1410.0%20.0%30.0%
4枠 0- 3- 2-150.0%15.0%25.0%
5枠 2- 2- 1-1510.0%20.0%25.0%
6枠 0- 0- 0-200.0%0.0%0.0%
7枠 2- 2- 1-217.7%15.4%19.2%
8枠 1- 0- 1-243.8%3.8%7.7%

1枠が3勝しており、勝率16.7%で優勢。連対率以下ではほかの枠の方が率がいいのですが、単勝回収値504円、複勝回収値170円とプラス域。

6枠と8枠の連対率が終わっているように、外寄りの枠がやや劣勢。ってか6枠が死に枠になっています。

【馬番】1番優勢

馬番着別度数勝率連対率複勝率
1番 2- 0- 1- 720.0%20.0%30.0%
2番 1- 0- 1- 810.0%10.0%20.0%
3番 0- 1- 0- 90.0%10.0%10.0%
4番 0- 1- 2- 70.0%10.0%30.0%
5番 1- 0- 1- 810.0%10.0%20.0%
6番 1- 1- 0- 810.0%20.0%20.0%
7番 0- 1- 0- 90.0%10.0%10.0%
8番 0- 2- 2- 60.0%20.0%40.0%
9番 1- 0- 1- 810.0%10.0%20.0%
10番 1- 2- 0- 710.0%30.0%30.0%
11番 0- 0- 0-100.0%0.0%0.0%
12番 0- 0- 0-100.0%0.0%0.0%
13番 1- 1- 1- 710.0%20.0%30.0%
14番 0- 0- 0-100.0%0.0%0.0%
15番 2- 1- 0- 720.0%30.0%30.0%
16番 0- 0- 0- 80.0%0.0%0.0%
17番 0- 0- 1- 50.0%0.0%16.7%
18番 0- 0- 0- 60.0%0.0%0.0%
偶数 3- 6- 5-703.6%10.7%16.7%
奇数 7- 4- 5-708.1%12.8%18.6%
大外 1- 0- 0- 910.0%10.0%10.0%

最内の1番が単勝回収値859円、複勝回収値234円とプラス域。単純に1枠1番は期待値があるとも言えるので、ここは前向きに見ていきたいところ。

【脚質】先行勢優勢

脚質上り着別度数勝率連対率複勝率
逃げ 1- 0- 0- 910.0%10.0%10.0%
先行 2- 5- 4- 275.3%18.4%28.9%
差し 4- 4- 5- 605.5%11.0%17.8%
追い込み 3- 1- 1- 446.1%8.2%10.2%

脚質を診ると、基本的には先行勢優勢。ただ、逃げ馬が活躍しているというわけではないので、そのへんはどうかなと。先行脚質が残りやすい程度には先行勢が優勢だとは思いますが、差しも高い頻度で馬券に絡んでいるのでそのへんは考慮しつつ。

人気の傾向を探る!

【単勝人気】1番人気が苦戦気味

人気着別度数勝率連対率複勝率
1番人気 1- 2- 0- 710.0%30.0%30.0%
2番人気 2- 1- 2- 520.0%30.0%50.0%
3番人気 3- 3- 1- 330.0%60.0%70.0%
4番人気 2- 1- 0- 720.0%30.0%30.0%
5番人気 0- 0- 3- 70.0%0.0%30.0%
6番人気 1- 0- 1- 810.0%10.0%20.0%
7番人気 0- 1- 0- 90.0%10.0%10.0%
8番人気 0- 0- 1- 90.0%0.0%10.0%
9番人気 0- 0- 1- 90.0%0.0%10.0%
10番人気 0- 0- 0- 100.0%0.0%0.0%
11番人気 0- 1- 1- 80.0%10.0%20.0%
12番人気 0- 1- 0- 90.0%10.0%10.0%
13番人気 0- 0- 0- 100.0%0.0%0.0%
14番人気 1- 0- 0- 910.0%10.0%10.0%
15番人気 0- 0- 0- 100.0%0.0%0.0%
16番人気 0- 0- 0- 80.0%0.0%0.0%
17番人気 0- 0- 0- 60.0%0.0%0.0%
18番人気 0- 0- 0- 60.0%0.0%0.0%

3番人気の連対率が60.0%と高い数字を残す一方で、1番人気と2番人気が苦戦気味。1番人気は嫌いたいレースとも言えそうです。

【オッズ分布】さすがに100倍台は馬券に絡めてない

単勝オッズ着別度数勝率連対率複勝率
1.5~ 1.9 0- 1- 0- 00.0%100.0%100.0%
2.0~ 2.9 0- 1- 0- 30.0%25.0%25.0%
3.0~ 3.9 2- 0- 0- 340.0%40.0%40.0%
4.0~ 4.9 1- 2- 2- 312.5%37.5%62.5%
5.0~ 6.9 2- 1- 0- 622.2%33.3%33.3%
7.0~ 9.9 2- 1- 2- 815.4%23.1%38.5%
10.0~14.9 2- 1- 3- 1012.5%18.8%37.5%
15.0~19.9 0- 1- 0- 120.0%7.7%7.7%
20.0~29.9 0- 0- 2- 170.0%0.0%10.5%
30.0~49.9 0- 2- 0- 210.0%8.7%8.7%
50.0~99.9 1- 0- 1- 224.2%4.2%8.3%
100.0~ 0- 0- 0- 350.0%0.0%0.0%

1倍台2倍台が苦戦していて勝ちゼロ。ただ、勝ち馬の多くは単勝オッズ15倍未満の数字から出現。15年のタガノアガザルが14番人気で勝っていますが、基本的に勝ち馬は15倍未満から出てくると思ったらいいかもしれません。

前走からのローテーションなどから傾向を探る!

【クラス】前走から昇級戦で挑むメンバーは苦戦気味

前走クラス着別度数勝率連対率複勝率
同クラス 8- 7- 6- 817.8%14.7%20.6%
今走昇級戦 2- 3- 3- 563.1%7.8%12.5%

前走から昇級戦で挑むメンバーが苦戦中。連対率で約2倍違います。前走もオープンクラス以上のメンバーの単勝回収値124円とプラス域。

【クラス詳細】前走GⅠ出走組が未勝利

前確定着順着別度数勝率連対率複勝率
新馬 0- 0- 0- 10.0%0.0%0.0%
未勝利 0- 0- 0- 70.0%0.0%0.0%
1勝 2- 3- 3- 483.6%8.9%14.3%
オープン 2- 0- 0- 316.1%6.1%6.1%
オープン(L) 0- 1- 0- 160.0%5.9%5.9%
GⅢ 6- 2- 2- 1920.7%27.6%34.5%
GⅢ 0- 0- 0- 10.0%0.0%0.0%
GⅠ 0- 4- 4- 140.0%18.2%36.4%
地方 0- 0- 1- 30.0%0.0%25.0%

前走GⅠクラスを走ったメンバーが苦戦気味。朝日杯FSを勝ったグレナディアガーズすら2着に敗れているレースですから、前走GⅠ組が厳しいといえるでしょう。

前走GⅢ出走組【 6- 2- 2- 19】で、3頭に1頭が馬券に絡んでいる計算。単勝回収値158円、複勝回収値114円ですので、単純に前走GⅢ組を狙うのがベターかも。

ただ、今年はメンバーが薄いので前走GⅢ組が1頭だけなので度外視してもよさそう。

エイシンシュトルム

ちなみに、今年はいませんが、このレースはシンザン記念との相性が良いレース。【 3- 1- 0- 5】で連対率44.4%。単勝回収値213円、複勝回収値147円となっています。

【距離】前走から距離延長組が大不振

前走平地距離着別度数勝率連対率複勝率
同距離 4- 4- 2- 447.4%14.8%18.5%
今回延長 0- 0- 1- 400.0%0.0%2.4%
今回短縮 6- 6- 7- 568.0%16.0%25.3%

前走と同距離の単勝回収値が174円なので、その点では狙い目かも。クロッカスS組が【 2- 1- 0- 23】という成績。クロッカスS1着組が【 1- 1- 0- 0】で連対率100.0%。単勝回収値150円・複勝回収値150円となっています。

(クロッカスS1着)トウシンマカオ

(距離延長組)ヴィアドロローサ・カジュフェイス・ニシノレバンテ・ウインマーベル

【乗り替り】前走から乗り替りの方が単勝回収値が高い

前走騎手着別度数勝率連対率複勝率
乗替り 6- 4- 7- 875.8%9.6%16.3%
同騎手 4- 6- 3- 536.1%15.2%19.7%

継続騎乗のほうが勝率や連対率が高いです。分母が小さい割に連対数10と同数となっています。

しかし、単勝回収値が高いのは乗り替り組で107円となっています。頭数は多いものの、乗り替りの方が穴馬が活躍しているともいえそうです。

【着順】前走6着から9着組が単勝回収値が高い

前確定着順着別度数勝率連対率複勝率
前走1着 3- 4- 2- 485.3%12.3%15.8%
前走2着 2- 0- 0- 820.0%20.0%20.0%
前走3着 0- 1- 0- 110.0%8.3%8.3%
前走4着 1- 1- 0- 108.3%16.7%16.7%
前走5着 1- 1- 1- 126.7%13.3%20.0%
前走6~9着 2- 1- 4- 256.3%9.4%21.9%
前走10着~ 1- 2- 3- 243.3%10.0%20.0%

前走1着馬は勝てないわけではないものの、勝率はやや心許ない感じ。

回収値が高いのが、前走6着から9着のゾーンで、単勝回収値284円、複勝回収値126円となっています。巻き返しが十分に可能なレースと言えそうです。

【人気】前走6番人気から9番人気だったメンバーが回収値高い

前走人気着別度数勝率連対率複勝率
前走1人気 2- 2- 1- 179.1%18.2%22.7%
前走2人気 1- 0- 0- 127.7%7.7%7.7%
前走3人気 3- 1- 2- 1912.0%16.0%24.0%
前走4人気 0- 1- 1- 220.0%4.2%8.3%
前走5人気 1- 0- 1- 108.3%8.3%16.7%
前走6~9人 3- 4- 3- 356.7%15.6%22.2%
前走10人~ 0- 2- 2- 240.0%7.1%14.3%

勝率が高いのは、前走1番人気組で18.2%。複勝圏内率だと3番人気の24.0%となっています。

基本的には前走上位人気馬が活躍している印象ですが、単勝回収値と複勝回収値が高いのが6番人気から9番人気のゾーン。単回収値202円、複回収値101円となっています。

まとめ

各項目をチェックしていきました。まだ人気などがわかりませんが、枠順が出た状態ですので、とりあえず1枠1番のプルパレイは買うべきでしょう。前走クロッカス組というのも心強いです。1着だったら絶対に買い!って感じだったのですが。笑

トウシンマカオはデータ的には買いたい1頭。

今年はデータ的にこれだ!っていう競走馬もいませんので、上記の2頭が狙い目かなぁと思いつつ終わりたいと思います。

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