2022年5月29日に東京競馬場で開催される第89回日本ダービー(東京優駿)の過去10年のデータから傾向についてまとめたものとなります。肩の力を抜いてご覧いただければなと思います。
毎年、日本ダービーと有馬記念は競馬初心者の方が多いと思うので、初心者向けの解説等々つけていたんですが、今年は時間が限られている中での更新となるので、解説とかはちょろっとにしておきます。
対象期間は2012年から2021年の10年間。ディープブリランテが優勝した年からの10年間分から傾向を探りましたので参考にされる方はどうぞご自由にお持ち帰りくださいませませ。
本編前に用語集
ダービーは初心者の方がご覧になる場合は多いので、初心者の方へ向けてちょっと用語の解説をしておきます。なんとなく表と書いてあることを見れば分かるとは思うんですが、ブロガーですので、分かりやすい解説をと。
着別度数…左から1着・2着・3着・4着以下の合計数。例)【1- 5- 5- 63】左から1着1頭、2着5頭、3着5頭、4着以下63頭ということ。
勝率…1着の割合
連対率…1着と2着の割合
複勝圏内率…1着と2着と3着の割合
単勝(複勝)回収値…回収値は、対象期間(この記事では過去10年の日本ダービーの中で)の中で、単純に何も考えずその条件で買い続けた場合にいくらになったのか。馬券は100円から買えるので、101円以上の数値でプラスとなり、99円以下だとマイナスになっているということになります。穴馬が活躍した場合に跳ねたりしますが、大きく跳ねすぎると特殊なパターンとして考えることもできるので、ほどほどの数字が良きなのかなと考えています。このあたりは考える人によりけりです。
騎手と調教師は関西と関東にあるトレーニングセンターに所属しており、そこを中心に活動しています。
栗東…栗東トレーニングセンター。栗東トレセン、栗東TCとも略。滋賀県にあるので関西ともいう。
美浦…美浦トレーニングセンター。美浦トレセン、美浦TCとも略。茨城県にあるので関東ともいう。
東西の所属別の傾向
【騎手】優勝は西高東低も複勝回収値で美浦所属も気を吐く
騎手分類 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
美浦 | 1- 5- 5-63 | 1.4% | 8.1% | 14.9% |
栗東 | 9- 4- 4-78 | 9.5% | 13.7% | 17.9% |
勝率では圧倒的に栗東所属騎手が優勢ではあるものの、連対率・複勝圏内率では、美浦所属も巻き返してきている印象です。
回収値では、栗東所属騎手が単勝回収値148円とプラスであるものの、美浦所属騎手は複勝回収値で107円とプラスになっています。
【調教師】競走馬の所属はそこまで大きな差はなし
調教師分類 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
美浦 | 2- 5- 5- 52 | 3.1% | 10.9% | 18.8% |
栗東 | 8- 5- 5- 96 | 7.0% | 11.4% | 15.8% |
栗東所属馬が多く勝っているものの、連対率ベースでみるとほぼ同じ。複勝圏内率では逆転されていることからも、美浦所属馬を侮るなかれ。
単勝回収値がプラスなのは栗東所属馬で122円。しかし、複勝回収値がプラスなのは美浦所属馬で116円となっています。美浦所属馬の方がほどほどに穴馬や伏兵馬が馬券内に入っていると考えていいでしょう。
【馬体重】500kg越えの複勝圏内率は高め
馬体重 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
400~419kg | 0- 0- 0- 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
420~439kg | 0- 0- 0- 7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
440~459kg | 2- 2- 0- 18 | 9.1% | 18.2% | 18.2% |
460~479kg | 2- 2- 3- 49 | 3.6% | 7.1% | 12.5% |
480~499kg | 5- 3- 4- 55 | 7.5% | 11.9% | 17.9% |
500~519kg | 1- 2- 2- 13 | 5.6% | 16.7% | 27.8% |
520~539kg | 0- 1- 1- 5 | 0.0% | 14.3% | 28.6% |
勝率と連対率が高いのは440kg~459kgのゾーン。しかし、連対率ベースでみるならば500kg以上のメンバーも台頭してくるので、大型馬=割引材料ということはないかなと。
ただ、単勝回収値がプラスなのは440kg~459kgのゾーンで110円と、480kg~499kgのゾーンで170円。後者の場合は勝率7.5%であるものの、5頭の勝ち馬を輩出しているゾーンですので、その点では見逃せないところでは。
複勝回収値でプラスのは520kg以上のゾーンのみ。しかも157円と大幅プラスなので、単純に買いという手段もありと言えばありか。
前走比でマイナス体重はとにかく買え!?
馬体重 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
-19~-10kg | 0- 1- 1- 4 | 0.0% | 16.7% | 33.3% |
-9~ -4kg | 4- 3- 2- 37 | 8.7% | 15.2% | 19.6% |
-3~ +3kg | 4- 3- 3- 65 | 5.3% | 9.3% | 13.3% |
+4~ +9kg | 2- 3- 4- 34 | 4.7% | 11.6% | 20.9% |
+10~+19kg | 0- 0- 0- 8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
今回減 | 8- 6- 5- 59 | 10.3% | 17.9% | 24.4% |
同体重 | 0- 1- 1- 25 | 0.0% | 3.7% | 7.4% |
今回増 | 2- 3- 4- 64 | 2.7% | 6.8% | 12.3% |
前走からの馬体重の増減を診ると、明らかに前走からマイナス体重のメンバーが好成績を残しているとも言えるかと思います。しかも、前走比マイナス体重というだけで、単勝回収値176円、複勝回収値124円となっていますので、有力馬の中で前走から体重が増えていた場合は警戒して馬券を買う事が推奨されるかもしれません。
このデータから分かることは、前走7割8割のデキで出走させて、ここへ向けて絞ってきたメンバーということがいえるかと思います。要は日本ダービーに向けて調整をされてきたということでしょう。余裕を持たせた状態で前走を使って状態を上げてきたという見方もできます。
ただし、前走が皐月賞に出走したメンバーは一考の余地あり。前走皐月賞に出走したメンバーで、かつマイナス体重での出走となった場合は【 5- 5- 3- 35】と、シェアの上ではトップではあるものの、勝率10.4%・連対率20.8%まで。単勝回収値61円、複勝回収値65円とマイナスとなっているので、他路線を使われたメンバー(厳密に言えば、前走がNHKマイルカップなどのGⅠレースを除く)で、なおかつ当日の馬体重が前走比でマイナスのメンバーを狙うべきとも言えるかもしれません。
枠番と馬番から内外の優劣をチェック
【枠番】1枠ばかりに目がいくも6枠も侮れず
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 3- 2- 1-14 | 15.0% | 25.0% | 30.0% |
2枠 | 1- 1- 2-16 | 5.0% | 10.0% | 20.0% |
3枠 | 1- 0- 1-18 | 5.0% | 5.0% | 10.0% |
4枠 | 0- 2- 1-16 | 0.0% | 10.5% | 15.8% |
5枠 | 2- 1- 0-17 | 10.0% | 15.0% | 15.0% |
6枠 | 1- 3- 2-14 | 5.0% | 20.0% | 30.0% |
7枠 | 1- 1- 2-25 | 3.4% | 6.9% | 13.8% |
8枠 | 1- 0- 1-28 | 3.3% | 3.3% | 6.7% |
日本ダービーは1枠1番を無条件で買え!なんて言われていますが、1枠の単勝回収値は508円。次の項目で書きますが、とにかく1枠1番の最内枠が強いのが日本ダービーとも言われています。
しかし、データ上は6枠にも軽快。複勝圏内率は30.0%と1枠と同じです。
また単勝回収値がプラスなのは1枠のほかに5枠で101円。一方、複勝回収値がプラスなのは2枠の125円と4枠の208円のみ。
上記ことからも、基本的には内枠から中枠までを中心に考えるべきで、外枠の7枠8枠は軽視して考えてもよさそうです。
【馬番】1枠1番はやっぱり鉄板
馬番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番 | 2- 2- 1- 5 | 20.0% | 40.0% | 50.0% |
2番 | 1- 0- 0- 9 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
3番 | 1- 0- 2- 7 | 10.0% | 10.0% | 30.0% |
4番 | 0- 1- 0- 9 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
5番 | 1- 0- 0- 9 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
6番 | 0- 0- 1- 9 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
7番 | 0- 1- 1- 7 | 0.0% | 11.1% | 22.2% |
8番 | 0- 1- 0- 9 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
9番 | 0- 1- 0- 9 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
10番 | 2- 0- 0- 8 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
11番 | 0- 1- 2- 7 | 0.0% | 10.0% | 30.0% |
12番 | 1- 2- 0- 7 | 10.0% | 30.0% | 30.0% |
13番 | 0- 1- 1- 8 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
14番 | 1- 0- 1- 8 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
15番 | 0- 0- 0-10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
16番 | 0- 0- 0-10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
17番 | 1- 0- 0- 9 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
18番 | 0- 0- 1- 8 | 0.0% | 0.0% | 11.1% |
偶数 | 5- 4- 3-77 | 5.6% | 10.1% | 13.5% |
奇数 | 5- 6- 7-71 | 5.6% | 12.4% | 20.2% |
大外 | 0- 0- 1- 9 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
1枠1番は鉄板。もう無条件で買えレベルで。単勝回収値960円、複勝回収値166円ですので、下手な銀行金利よりも1枠1番の複勝を買い続けた方が良いレベル(言い過ぎ)。
一方で、馬番15番16番が1頭も馬券に絡んでいないなど、外枠を軽視するほうがいいというのが分かります。
また、スタート前の枠入りは奇数番号の競走馬→偶数番の競走馬→大外枠の競走馬の順に枠入りします。奇数番号はゲートの中で待たされる関係上、掛かってしまったり暴れたりして、ゲートが開いたタイミングが合わずにスタートで後手を踏んだり、道中も掛かってしまって制御不能になるなど、3歳春のこの時期にしては経験されがちではあるものの、データを診る限りでは奇数番の方が良成績を残しています。奇数番は単勝回収値127円、複勝回収値113円といずれもプラス。奇数番の競走馬を買っていれば良かったということも言えるので、その点では奇数番=敬遠するべきというのはちょっと違うかなと。
【脚質】先行脚質が意外と好成績
脚質上り | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 0- 1- 1- 8 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
先行 | 4- 2- 2- 26 | 11.8% | 17.6% | 23.5% |
差し | 4- 7- 6- 70 | 4.6% | 12.6% | 19.5% |
追い込み | 1- 0- 1- 43 | 2.2% | 2.2% | 4.4% |
マクリ | 1- 0- 0- 1 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
脚質を診ると、先行脚質(2番手から6番手くらい?)が好成績を残していて、単勝回収値339円、複勝回収値182円となっています。先行すると思われた競走馬が出遅れて最後方追走とかもありますから、当日終わってみないと分からないものの、先行しそうなメンバーはしっかりと取捨選択をしていきたいところ。
ちなみに、4角(最終コーナー)での位置取りで10番手以内のメンバーの成績は【 9- 9- 7- 84】となっていますので、基本的には前に位置取りしているメンバーを狙うべきでしょうね。
単勝人気オッズから傾向をチェック
【単勝人気】1番人気を選ぶなら3番人気の方が良き?!
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 3- 2- 2- 3 | 30.0% | 50.0% | 70.0% |
2番人気 | 1- 2- 1- 6 | 10.0% | 30.0% | 40.0% |
3番人気 | 3- 3- 1- 3 | 30.0% | 60.0% | 70.0% |
4番人気 | 1- 1- 0- 8 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
5番人気 | 1- 2- 0- 7 | 10.0% | 30.0% | 30.0% |
6番人気 | 0- 0- 0- 10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
7番人気 | 0- 0- 1- 9 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
8番人気 | 0- 0- 1- 9 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
9番人気 | 0- 0- 1- 9 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
10番人気 | 0- 0- 1- 9 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
11番人気 | 0- 0- 0- 10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
12番人気 | 1- 0- 1- 8 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
13番人気 | 0- 0- 0- 10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
14番人気 | 0- 0- 0- 10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
15番人気 | 0- 0- 0- 10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
16番人気 | 0- 0- 1- 9 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
17番人気 | 0- 0- 0- 10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
18番人気 | 0- 0- 0- 8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
1番人気の競走馬が3勝は寂しいですが、連対率50.0%と2年に1回は2着以内に絡んでいる計算。
ただ、それを上回るのが3番人気の競走馬で、連対率60.0%となっています。
単勝回収値がプラスなのは3番人気181円、4番人気117円、5番人気125円、12番人気931円となっています。
複勝回収値がプラスなのは3番人気150円、5番人気111円、12番人気215円、16番人気364円となっています。
いずれにしても3番人気の競走馬が連対率でもトップですし回収率も秀逸ですので、3番人気を外して馬券を買うってのはデータ上はなしなのかなと思ったり思わなかったり。
【オッズ分布】さすがに100倍以上は未連対
単勝オッズ | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1.0~ 1.4 | 1- 0- 0- 0 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
1.5~ 1.9 | 1- 1- 0- 1 | 33.3% | 66.7% | 66.7% |
2.0~ 2.9 | 1- 1- 0- 2 | 25.0% | 50.0% | 50.0% |
3.0~ 3.9 | 0- 1- 2- 4 | 0.0% | 14.3% | 42.9% |
4.0~ 4.9 | 1- 2- 1- 1 | 20.0% | 60.0% | 80.0% |
5.0~ 6.9 | 2- 2- 1- 3 | 25.0% | 50.0% | 62.5% |
7.0~ 9.9 | 1- 0- 0- 4 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
10.0~14.9 | 2- 2- 0- 8 | 16.7% | 33.3% | 33.3% |
15.0~19.9 | 0- 1- 1- 8 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
20.0~29.9 | 0- 0- 0- 13 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
30.0~49.9 | 0- 0- 1- 14 | 0.0% | 0.0% | 6.7% |
50.0~99.9 | 1- 0- 2- 33 | 2.8% | 2.8% | 8.3% |
100.0~ | 0- 0- 2- 57 | 0.0% | 0.0% | 3.4% |
ご覧の通りですかね、連対率ではやはり1桁オッズのほうが好成績ですし、下にいくほど下降傾向って感じですかね。
前走からのローテーションなどから傾向をチェック
前走の成績など傾向を探っていこうってワケ
【クラス】前走GⅠ組が中心も回収値はG2組も侮れない
前走クラス | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
オープン | 0- 0- 1- 6 | 0.0% | 0.0% | 14.3% |
オープン(L) | 0- 0- 0- 3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
GⅢ | 1- 0- 0- 5 | 16.7% | 16.7% | 16.7% |
GⅡ | 2- 2- 4- 41 | 4.1% | 8.2% | 16.3% |
GⅠ | 7- 8- 5- 90 | 6.4% | 13.6% | 18.2% |
前走GⅠに出走したメンバーが【 7- 8- 5- 90】とシェアを占めています。
しかし、前走GⅡ組も【 2- 2- 4- 41】という成績を残しています。勝率4.1%と少ない数字ではあるものの、単勝回収値195円とプラス域。その点では穴馬は前走GⅡ組から現れるとも言えるだけに軽視は禁物。
【レース名】京都新聞杯組は侮れない
前走レース名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
皐月賞 | 7- 8- 5-66 | 8.1% | 17.4% | 23.3% |
京都新聞杯 | 2- 1- 1-19 | 8.7% | 13.0% | 17.4% |
毎日杯 | 1- 0- 0- 5 | 16.7% | 16.7% | 16.7% |
青葉賞 | 0- 1- 3-19 | 0.0% | 4.3% | 17.4% |
プリンシパルS | 0- 0- 1- 8 | 0.0% | 0.0% | 16.7% |
勝ち馬を輩出しているのは、前走皐月賞組・京都新聞杯組・毎日杯組の3つのレースからのローテのみ。青葉賞は安定の未勝利だし、NHKマイルカップ組は22頭出走して1頭も馬券内に入れていません。
京都新聞杯組は単勝回収値417円。特に京都新聞杯で1着だったメンバーは【 1- 1- 1- 6】ですから複勝圏内率33.3%で、複勝回収値101円。2着【 1- 0- 0- 7】で勝率12.5%。単勝回収値1163円となっていますので、京都新聞杯の1着2着には警戒かなと。3着は出走してきていませんが、4着以下は6頭走って複勝圏内に1頭も入っていませんので、京都新聞杯でチェックするべきは1着馬と2着馬と言えそうです。
【乗り替り】前走と同騎手の競走馬を狙うべき
前走騎手 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
同騎手 | 9- 9- 8- 90 | 7.8% | 15.5% | 22.4% |
乗替り | 1- 1- 2- 58 | 1.6% | 3.2% | 6.5% |
昨年は乗り替りのシャフリヤールが優勝したものの、基本的には前走と同騎手が圧倒的な成績を残しています。
前走と同騎手だった競走馬の単勝を買い続けていれば116円となっていたので、その点ではプラス域となっています。そのくらい乗り替り組が活躍しているレース。
まぁ今年はほとんど乗り替りなしの競走馬なんですけどね。
【着順】前走1着馬はやはり侮れない
前確定着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
前走1着 | 4- 5- 4- 32 | 8.9% | 20.0% | 28.9% |
前走2着 | 2- 2- 2- 29 | 5.7% | 11.4% | 17.1% |
前走3着 | 1- 2- 1- 10 | 7.1% | 21.4% | 28.6% |
前走4着 | 1- 0- 0- 8 | 11.1% | 11.1% | 11.1% |
前走5着 | 1- 0- 0- 8 | 11.1% | 11.1% | 11.1% |
前走6~9着 | 1- 1- 3- 28 | 3.0% | 6.1% | 15.2% |
前走10着~ | 0- 0- 0- 32 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走1着馬が高いシェア。単勝回収値は39円と低いものの、複勝回収値142円ですから、単純に前走1着馬の複勝を買いつづければプラスだったということ。
連対率では前走3着だったメンバーが21.4%で高い数字。前走1着から3着馬を中心に組み立てるべきかなぁと。
ちなみに、前走皐月賞で3着だったメンバーは【 1- 2- 1- 5】で複勝圏内率44.4%。複勝回収値132円となっていますので、ドゥデュースの複勝を握りしめ、もしくは連系の相手には含めておきたいところ。
【人気】勝ち馬は前走5番人気以内から
前走人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
前走1人気 | 3- 2- 3- 23 | 9.7% | 16.1% | 25.8% |
前走2人気 | 2- 5- 0- 14 | 9.5% | 33.3% | 33.3% |
前走3人気 | 3- 2- 1- 14 | 15.0% | 25.0% | 30.0% |
前走4人気 | 1- 0- 2- 13 | 6.3% | 6.3% | 18.8% |
前走5人気 | 1- 0- 1- 7 | 11.1% | 11.1% | 22.2% |
前走6~9人 | 0- 1- 3- 40 | 0.0% | 2.3% | 9.1% |
前走10人~ | 0- 0- 0- 37 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
勝ち馬が出ているのは前走5番人気以内のメンバーから。3着馬が広く出ているものの、2着馬は特に前走3番人気以内からという傾向が出ています。
前走1番人気の複勝回収値167円、2番人気の複勝圏内率105円、3番人気の複勝圏内率107円ということも相まって、前走3番人気以内のメンバーは狙い目。
傾向をチェックするとドゥデュースじゃないかって思うんだが
さて、各項目をチェックしていきました。あらゆるところを見ていきましたので色々と前向きなところ後ろ向きなところとあるわけですが、いかがでしたでしょうか。
総合的に判断すると、ドゥデュース十分にチャンスあるなって印象ですよね。前走皐月賞3着ですからね。まぁ枠番と脚質がどうかなという感じですが…。
あとは1枠1番のキズナ産駒のアスクワイルドモアは、父と同じローテに同じ枠と面白いことになっています。前走京都新聞杯組が活躍しているのもいいですし、1枠1番だしで十分に狙い目。ただ、前走8番人気だったのでその点が引っかかるかなぁ。
イクイノックスはまた2着という印象ですかね。皐月賞2着は【 1- 2- 1- 6】で連対率30.0%なので悪くはないもののって感じですかね。
データ的には、ジオグリフ・ドゥデュース・アスクワイルドモアがあって、その下にイクイノックス・ダノンベルーガらがデータ的には前向きにみていきたいところかなと感じます。
ってなところで日本ダービーのデータ傾向記事を終わりたいと思います。最後までご覧いただきまことにありがとうございました(●´ω`●)ゞ