フィリーズレビュー2022の過去10年のデータと傾向

3月13日に開催される第56回報知杯フィリーズレビューの過去10年のデータと傾向について書きました。

桜花賞へ向けて大事な前哨戦。3着までに桜花賞への優先出走権が付与されるトライアル競走でもあります。データを駆使して、馬券を当てられるように頑張りましょう！

とは言うても、めっちゃくちゃデータ的には難しいですね。かなり難しい傾向です。

フィリーズレビューの過去10年のデータ

【馬体重】ある程度は大型馬活躍中

データ上は440kgから479kg、3着までを考えると499kgまでをみていればよさそう。ただ、回収値をみると480kgから499kgのゾーンが単勝回収値158円、複勝回収値213円となっています。

牝馬にしては大型馬が活躍中だと考えておけばよさそう。

頭で買うなら体重減を、ヒモ荒れ狙いなら体重増を狙え！？

前走比で、馬体重の増減をチェックしたもの。勝ち馬11頭のうち、10頭が馬体重減だったメンバー。

一方で、今回馬体重が増えたメンバーは2着以下が多く、複勝圏内率ではトップ。複勝回収値172円と高い数字を残していますので、単純にヒモ狙いなら体重増を並べるのもいいかもしれません。極端な例ですが。

枠順の内外の優勢劣勢などをチェック

【枠番】どちらかというと内枠優勢

ご覧の通りではありますが、1枠は単勝回収値267円、複勝回収値120円といずれもプラス。3枠も単156円、複118円でいずれもプラス。5枠が単111円、6枠が複276円となっています。

外枠、8枠が2頭勝っていますが、率とすればそこまではないかなという感じ。狙い目は内枠でしょう。

【馬番】最内が好成績

最内1番は、単勝262円、複勝158円の回収値ですので、最内枠は狙い目。

【脚質】逃げ残りに警戒

勝率では先行脚質、差し脚質が優勢ではあるものの、複勝圏内率は前から順番に高いとなっています。逃げ脚質の複勝圏内率660円とかなり高く、過去には11番人気と13番人気が激走していますので、逃げ残りには警戒したいところ。逃げそうな競走馬はフォローしておいてもよさそう。

【人気】上位人気が堅いわけじゃない

【単勝人気】2番人気が好成績+8番人気も侮れない

1番人気が勝ちきれず馬券に絡めずという感じ。2番人気のほうが好成績を残しています。

それ以外はどんぐりではありますが、8番人気が好成績を残していますので、だいたいこのあたりまでを中心に。それ以下はヒモ狙いならばという感じでしょうか。

【オッズ分布】基本的には50倍越えは軽視

1番人気の成績がパッとしませんが、オッズ分布をみると50倍越えはあまり馬券に絡んでいません。1頭だけが2着に入っています。

極端な穴狙いは避けた方がよさそう。

前走からのローテーションなどから傾向をチェック

【クラス】前走G3組は未勝利

シェアの上では1勝クラスが最多の8頭が連対。次点でGⅠ組の7頭となっています。

率の上では前走GⅠ組が好調。ある程度出走馬がいる中ではGⅠ組が好調ではあります。GⅢ組が勝ちきれていませんので、このあたりは注意が必要でしょうか。

阪神JF組は【 2- 4- 3- 19】で、連対率21.4%・複勝圏内率32.1%なので、約3頭に1頭が馬券に絡んでいる計算。今年はキミワクイーン・ナムラクレアの2頭います。

ちなみに阪神JFの狙い目は、阪神JFで10番人気以下であること。前走10番人気から下の人気になると【 1- 2- 2- 7】ではあるものの、単勝回収値115円、複勝回収値545円と優秀。キミワクイーンが該当しているので、狙うとしたらこちらか。

もう1つ、前走東京競馬場出走組が【 0- 3- 1- 19】と、多数出走しているわりには未勝利となっていますので、そのあたりは注意が必要か。

【乗り替り】前走から乗り替りの方が好成績

乗り替り組が好成績。複勝回収値も106円となっています。

前走と同騎手の場合、前走GⅠ組【 2- 4- 1- 9】で連対率37.5%。単勝回収値108円、複勝回収値419円となっています。そのほかが分母が小さいので紛れも多いので掲載しませんが、単勝回収値と複勝回収値がプラスなのが未勝利組とリステッド競走組。ただ、いずれも1/4で勝っているだけなので、今後はどうなるかは分かりません。

ちなみに、前走と同騎手だった場合の狙い目は、前走人気。前走1番人気で乗り替りなしの場合は【 2- 0- 1- 9】ではあるものの、単勝回収値255円、複勝回収値101円と優秀。

【キャリア】勝ち馬はキャリア5戦以内

勝ち馬はキャリア5戦以下のメンバーしか優勝していません。キャリア6戦以上に出走していた場合は割引材料と言えるかなと。基本的に5戦以下のメンバーが集まるレースですので、6戦以上は勝ちきれないと覚えておくと良さそう。

【着順】前走4着5着組が好走中

率の上ではパッとしませんが、前走4着組の単回収115円、複回収165円。前走5着単194円、複100円となっています。

【人気】前走1番人気がある程度活躍

前走クラスに関係なく、人気別にまとめたもの。前走1番人気が4勝を挙げて、単勝回収値も183円と優秀です。今回の場合だとアネゴハダとサブライムアンセム、モチベーションの3頭。しかし、前走未勝利組は活躍していないので、この中だとアネゴハダが狙い目か。

ちなみに、前走人気と前走着順の関係を見ると、前走人気以上に負けたメンバー（1番人気で2着だったなど）は【 5- 4- 1- 58】連対率13.2%、複勝圏内率14.7%となっていて、単勝回収値106円、複勝回収値119円となっています。

また、前走人気から今走るの人気が上がっている場合（前走5番人気で、今回3番人気など）は【 5- 7- 4- 20】勝率13.9%・連対率33.3%・複勝圏内率44.4%となっていて、単勝回収値112円、複勝回収値253円となっています。

この2つを組み合わせた場合、前走人気以上に負けたものの、今回の人気が上がっている場合、【 2- 3- 1- 7】で、連対率38.5%、複勝圏内率46.2%。単勝回収値150円、複勝回収値503円と優秀な数字を残しています。

上記のメンバーで、今回の単勝人気が前走以上の人気になっている場合は狙い目か！？

【オカルト】3月生まれが優秀

連対率まではそこまで大きな開きはありませんが、複勝圏内率ではトップの成績。単勝回収値117円、複勝回収値189円とプラス。今年の3月生まれは、ウィリン・キミワクイーン・ナムラクレア・ブッシュガーデン・マイシンフォニーの5頭。このメンバーには期待値があると考えるか！？笑

まとめ

馬体重や当日の馬体重も大事にしたい傾向がありますが、それ以外からだとキミワクイーンは色々と合致するところが多いかなと思っています。前走1秒以上の負けではありますが、阪神JFで1.0秒～1.9秒負けの場合【 1- 1- 2- 8】で連対率16.7%・複勝圏内率33.3%。ただ、単勝回収値115円と優秀。その点では買えるのかなぁと思ったり。

もっとも、阪神ジュベナイルフィリーズ組の複勝はアツいので、その点では楽しみかなと。

それ以外となると難しいですね。期待値というか、プラス域のところを淡々と狙うべきかなと思います。

と、まとまりきれずのデータ記事でしたが、フィリーズレビューの傾向でした。最後までご覧いただきまことにありがとうございました(●´ω｀●)ゞ