中山牝馬ステークス2022の過去10年のデータと傾向

2022年3月12日に中山競馬場で開催される第40回ローレル競馬場賞中山牝馬ステークスの過去10年のデータと傾向について記載しています。

(たぶん)週末に更新する予想は参考にならないと思いますが、傾向はお好きなところを持ち帰っていただきご自身の馬券にお使いくださいまし。

中山牝馬ステークスの予想記事が完成しました。こちらも合わせてご覧ください!

対象期間

2012年~2021年の10年間。
2014年開催は2着同着。2着数11頭、3着数9頭となっています。

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【所属】あきらかに栗東が優勢の流れ

【騎手】栗東所属騎手が優勢

騎手分類着別度数勝率連対率複勝率
美浦 4- 7- 5- 953.6%9.9%14.4%
栗東 6- 3- 3- 2615.8%23.7%31.6%

シェアの上では、美浦所属騎手が11連対、栗東所属騎手が9連対という成績ではあるものの、率の上では栗東所属騎手が明らかに好成績を残しています。

また、栗東所属騎手の回収値が、単勝167円、複勝142円となっていますのでプラス回収。もちろん、この10年がプラスだったということが言えますが、大事に見ていきたい項目です。

【調教師】そこまで大きな開きはないものの関西馬優勢か

調教師分類着別度数勝率連対率複勝率
美浦 4- 7- 3- 635.2%14.3%18.2%
栗東 6- 4- 6- 617.8%13.0%20.8%

両方ともに分母が77頭と一緒。シェアの上ではそこまで大きな開きはないものの、複勝回収値をみると、美浦56円に対して、栗東108円と倍の数字が出ています。関西馬の方が穴をあけやすいと考えることもできるので、その点では関西馬の方が狙い目という見方も。

【年齢】5歳馬が連対率21.2%でトップ

年齢着別度数勝率連対率複勝率
4歳 3- 3- 1- 416.3%12.5%14.6%
5歳 6- 5- 4- 3711.5%21.2%28.8%
6歳 1- 3- 2- 362.4%9.5%14.3%
7歳 0- 0- 2- 90.0%0.0%18.2%
8歳 0- 0- 0- 10.0%0.0%0.0%

年齢別の成績を見ると、5歳馬が一歩抜け出した成績を残す。単勝回収値128円、複勝回収値125円と優秀。

次点で4歳馬。7歳馬が2頭馬券に絡んでいますが、複勝回収値は188円とプラス域。穴をあけるとすれば高齢馬にも目を向ける必要がありそう。ただ、16年のメイショウスザンナが15番人気で3着に入ったのが影響しているとも言えるので、基本的に高齢馬はある程度の人気が必要とも言えそう。

【馬体重】大型の方がやや好成績

馬体重着別度数勝率連対率複勝率
400~419kg 0- 0- 1- 40.0%0.0%20.0%
420~439kg 0- 0- 0- 120.0%0.0%0.0%
440~459kg 1- 2- 2- 263.2%9.7%16.1%
460~479kg 4- 4- 4- 466.9%13.8%20.7%
480~499kg 3- 4- 1- 268.8%20.6%23.5%
500~519kg 1- 0- 1- 108.3%8.3%16.7%
520~539kg 1- 1- 0- 050.0%100.0%100.0%

500kg越えとなると成績が悪い印象も受けますが、基本的には400kg台後半が好成績を残していると考えてよさそう。400kg台前半でなければ問題なさそう。

枠順の優劣をチェック

【枠番】1枠が不振傾向

枠番着別度数勝率連対率複勝率
1枠 0- 0- 1-160.0%0.0%5.9%
2枠 3- 0- 1-1416.7%16.7%22.2%
3枠 1- 0- 2-175.0%5.0%15.0%
4枠 0- 3- 1-160.0%15.0%20.0%
5枠 1- 1- 1-175.0%10.0%15.0%
6枠 2- 2- 1-1510.0%20.0%25.0%
7枠 1- 3- 0-155.3%21.1%21.1%
8枠 2- 2- 2-1410.0%20.0%30.0%

2枠が3勝でシェアの上でも率の上でもトップの成績ですが、俯瞰的にみると内枠はやや苦戦傾向。どちらかというと外枠優勢という形。中でも1枠は連対することもできていません。

1枠は平均人気7.5人気に対して、平均9.4着と人気以上に負けすぎている印象。1枠は基本的には劣勢と考えるべき。

【馬番】奇偶の差はなし

馬番着別度数勝率連対率複勝率
1番 0- 0- 1- 90.0%0.0%10.0%
2番 0- 0- 0-100.0%0.0%0.0%
3番 2- 0- 0- 820.0%20.0%20.0%
4番 1- 0- 2- 710.0%10.0%30.0%
5番 0- 0- 0-100.0%0.0%0.0%
6番 1- 1- 1- 710.0%20.0%30.0%
7番 1- 1- 1- 710.0%20.0%30.0%
8番 0- 2- 0- 80.0%20.0%20.0%
9番 0- 1- 1- 80.0%10.0%20.0%
10番 0- 0- 1- 90.0%0.0%10.0%
11番 1- 1- 0- 810.0%20.0%20.0%
12番 1- 0- 0- 811.1%11.1%11.1%
13番 1- 2- 0- 710.0%30.0%30.0%
14番 1- 1- 0- 810.0%20.0%20.0%
15番 0- 2- 1- 50.0%25.0%37.5%
16番 1- 0- 1- 514.3%14.3%28.6%

ご覧の通りですかねー。

今回は抽出していませんが、奇数【 5- 4- 5- 62】と、偶数【 5- 7- 4- 62】となっています。差はあまりないでしょう。

大外【 2- 0- 2- 6】で勝率20.0%、複勝圏内率40.0%となっています。単勝回収値165円なので、大外がマイナスになることはないかなと思いますね。

【脚質】逃げ残りには十分に警戒

脚質上り着別度数勝率連対率複勝率
逃げ 2- 1- 0- 720.0%30.0%30.0%
先行 1- 4- 2- 272.9%14.7%20.6%
差し 7- 5- 4- 4411.7%20.0%26.7%
追い込み 0- 1- 3- 450.0%2.0%8.2%
マクリ 0- 0- 0- 10.0%0.0%0.0%

脚質的には、連対率30.0%の逃げ馬には警戒。単勝回収値259円、複勝回収値116円と、穴も多くあけています。

ただ、シェアの上では差し断然。12頭の連対馬がいるので、分母の多さを考慮しても立派。単勝回収値103円なので、差し馬も侮れない。

ただ、先行馬の複勝回収値が105円ということで、基本的に穴馬は前残りに警戒といったところ。

人気の傾向

【単勝人気】1番人気を含む上位人気不振

人気着別度数勝率連対率複勝率
1番人気 1- 2- 2- 510.0%30.0%50.0%
2番人気 0- 2- 0- 80.0%20.0%20.0%
3番人気 2- 1- 0- 720.0%30.0%30.0%
4番人気 1- 2- 0- 710.0%30.0%30.0%
5番人気 2- 1- 1- 620.0%30.0%40.0%
6番人気 2- 0- 1- 720.0%20.0%30.0%
7番人気 1- 1- 1- 710.0%20.0%30.0%
8番人気 1- 0- 0- 910.0%10.0%10.0%
9番人気 0- 0- 1- 90.0%0.0%10.0%
10番人気 0- 1- 0- 90.0%10.0%10.0%
11番人気 0- 0- 2- 80.0%0.0%20.0%
12番人気 0- 0- 0- 100.0%0.0%0.0%
13番人気 0- 0- 0- 100.0%0.0%0.0%
14番人気 0- 1- 0- 90.0%10.0%10.0%
15番人気 0- 0- 1- 60.0%0.0%14.3%
16番人気 0- 0- 0- 70.0%0.0%0.0%

ご覧の通り、1番人気の成績がイマイチ。連対率30.0%と、さすがハンデ戦という印象です。

上位人気もパッとしませんが、勝ち馬は1桁人気の競走馬から。連対も、基本的には1桁人気ということで、あまりな大穴を狙うよりかは、小波乱で固めるか、もしくはヒモ荒れを意識するといいかも。

【オッズ分布】なぜか苦戦している1桁前半オッズ

単勝オッズ着別度数勝率連対率複勝率
2.0~ 2.9 0- 2- 1- 10.0%50.0%75.0%
3.0~ 3.9 0- 0- 0- 20.0%0.0%0.0%
4.0~ 4.9 1- 0- 1- 810.0%10.0%20.0%
5.0~ 6.9 1- 3- 0- 88.3%33.3%33.3%
7.0~ 9.9 3- 2- 1- 1117.6%29.4%35.3%
10.0~14.9 4- 1- 2- 1122.2%27.8%38.9%
15.0~19.9 1- 1- 1- 145.9%11.8%17.6%
20.0~29.9 0- 1- 1- 200.0%4.5%9.1%
30.0~49.9 0- 0- 1- 160.0%0.0%5.9%
50.0~99.9 0- 0- 0- 220.0%0.0%0.0%
100.0~ 0- 1- 1- 110.0%7.7%15.4%

単勝オッズ2倍台と3倍台が苦戦傾向。

一方で、勝ち馬は単勝オッズ20倍を超えると未勝利となっていますので、ある程度の人気は必要。

【斤量】ハンデ戦らしいといえばらしいかな?

斤量着別度数勝率連対率複勝率
~49kg 0- 0- 0- 10.0%0.0%0.0%
49.5~51kg 0- 1- 1- 120.0%7.1%14.3%
51.5~53kg 4- 5- 5- 575.6%12.7%19.7%
53.5~55kg 5- 3- 2- 429.6%15.4%19.2%
55.5~57kg 1- 2- 1- 126.3%18.8%25.0%

軽ハンデが優勢ということはないかなと思う反面、見込まれて背負わされたメンバーが勝ちきるということもなく。ただ、連対率では55.5kg以上のメンバーが活躍している点を考慮すれば、すでに実績を残しているメンバーを中心視するのもありよりのありか。

前走ローテーションなどから傾向をチェックするぅ!

【クラス】前走GⅢ組がシェア断トツも下位条件組もやれてる

前走クラス着別度数勝率連対率複勝率
2勝 0- 1- 0- 20.0%33.3%33.3%
3勝 0- 2- 1- 100.0%15.4%23.1%
オープン 2- 1- 1- 1510.5%15.8%21.1%
オープン(L) 0- 0- 0- 60.0%0.0%0.0%
GⅢ 6- 6- 6- 657.2%14.5%21.7%
GⅡ 1- 0- 1- 416.7%16.7%33.3%
GⅠ 1- 1- 0- 194.8%9.5%9.5%

ハンデ戦ならではというか、今回が昇級戦となるメンバーが【 0- 3- 1- 12】と、未勝利ではあるものの複勝圏内率25.0%。実に4頭に1頭が馬券に絡んでいる点を考慮すると侮れない成績。しかも、複勝圏内率221円ということで、単純に今回が昇級戦となるメンバーの複勝を買っていればプラスになっていたということになるので、期待値的には高いかも。

まぁ今回はモリノカンナチャンしかいないので、穴を狙っちゃう形になっちゃいますね。

【距離】短縮組が好成績

前走平地距離着別度数勝率連対率複勝率
同距離 0- 1- 2- 200.0%4.3%13.0%
今回延長 3- 4- 2- 455.6%13.0%16.7%
今回短縮 7- 6- 5- 599.1%16.9%23.4%

距離の増減をみると、前走から距離短縮組が好成績を残しています。複勝回収値も110円とプラスなので、そのあたりは狙い目かも。

ちなみに、レース別だと、愛知杯【 4- 2- 3- 29】で連対率15.8%・複勝圏内率23.7%。単勝回収値は90円とマイナスも、複勝回収値は115円とプラス。ターコイズS【 1- 1- 1- 8】で連対率18.2%・複勝圏内率27.3%。回収値はいずれもマイナス。京都牝馬S【 1- 0- 1- 13】で連対率6.7%・複勝圏内率13.3%で、回収値はいずれもマイナス。となっています。そのほかの詳しい情報はググるなりどうぞ。笑

【乗り替り】特に気にするな

前走騎手着別度数勝率連対率複勝率
乗替り 7- 4- 4-787.5%11.8%16.1%
同騎手 3- 7- 5-464.9%16.4%24.6%

連対率では5%の開きをつけて継続騎乗組が好成績ではあるものの、全体的にはそこまで大きな開きはないかなぁと。迷ったら前走と同騎手の競走馬を狙うのも一考くらい。

【着順】なぜか前走1着馬が勝てない

前確定着順着別度数勝率連対率複勝率
前走1着 0- 4- 0- 160.0%20.0%20.0%
前走2着 1- 2- 3- 77.7%23.1%46.2%
前走3着 1- 0- 2- 117.1%7.1%21.4%
前走4着 2- 2- 0- 915.4%30.8%30.8%
前走5着 0- 1- 0- 80.0%11.1%11.1%
前走6~9着 5- 1- 2- 2913.5%16.2%21.6%
前走10着~ 1- 1- 2- 442.1%4.2%8.3%

前走のクラス分けなどせず、単純に前走成績別の傾向。前走1着組が勝てないのがジンクスか。ただ、前走1着組は複勝回収値152円と悪くなく、2着の複勝回収値165円ということで、積極的に狙っても面白そうではある感じ。

意外とボリュームがあるのが前走6着から9着のゾーン。ここは前走重賞組を含むオープンを走ったメンバーが中心。今年は昇級戦となるメンバーが1頭しかいないので該当馬が多いですが、前走下位から巻き返す競走馬も多い。

ちなみに、前走0.0秒負け【 1- 1- 0- 3】で連対率40.0%。単勝回収値222円、複勝回収値118円とプラス域。0.1秒負け~0.2秒負け【 3- 2- 3- 15】で連対率21.7%、複勝回収値34.8%。単勝回収値106円、複勝回収値119円という点は見逃すことができないか。と思ったけれど、今年は該当馬不在でした。

【人気】前走1番人気が強い。今年はおらんけど

前走人気着別度数勝率連対率複勝率
前走1人気 2- 2- 0- 816.7%33.3%33.3%
前走2人気 1- 0- 2- 89.1%9.1%27.3%
前走3人気 0- 2- 0- 80.0%20.0%20.0%
前走4人気 2- 0- 1- 1213.3%13.3%20.0%
前走5人気 0- 1- 1- 50.0%14.3%28.6%
前走6~9人 4- 1- 3- 388.7%10.9%17.4%
前走10人~ 1- 5- 2- 441.9%11.5%15.4%

今年は不在ながらも、前走1番人気だったメンバーが好成績でした。

【オカルト1】鹿毛強強

毛色着別度数勝率連対率複勝率
鹿毛 8- 6- 6-4412.5%21.9%31.3%
黒鹿 1- 3- 1-392.3%9.1%11.4%
青鹿 1- 0- 0-109.1%9.1%9.1%
栗毛 0- 1- 2-170.0%5.0%15.0%
芦毛 0- 1- 0- 70.0%12.5%12.5%
青毛 0- 0- 0- 50.0%0.0%0.0%
栃栗 0- 0- 0- 20.0%0.0%0.0%

鹿毛最強伝説。単勝回収値126円、複勝回収値145円。

【オカルト2】4月生まれ強強

生月着別度数勝率連対率複勝率
4月生 5- 2- 2-2913.2%18.4%23.7%
5月生 2- 0- 0-1115.4%15.4%15.4%
3月生 1- 6- 4-352.2%15.2%23.9%
2月生 1- 2- 2-322.7%8.1%13.5%
1月生 1- 1- 1-165.3%10.5%15.8%
6月生 0- 0- 0- 10.0%0.0%0.0%

率の上では4月生まれ・5月生まれ・3月生まれが拮抗している感じ。ただ、回収値別だと断然4月生まれ。単勝回収値162円、複勝回収値112円と、4月生まれが激走中。

ちなみに、4月生まれで馬券内に入っているのは、いずれも鹿毛のメンバー。オカルト中のオカルトではあるものの、4月生まれ×鹿毛の組み合わせには要警戒。【 5- 2- 2- 13】と連対率31.8%・複勝圏内率40.9%となっています。今年はテルツェットのみが該当。オカルト馬券大好きな人にはもってこい!?

まとめ

とりあえずテルツェットは買うよね(〃´・ω・`)ゞ

あとは逃げ馬優勢の傾向があるので、シャムロックヒルとローザノワールは気にしておくべきかなと。シャムロックヒルがなんでもかんでも行きそうな気もしないでもないので、買うとすればシャムロックヒルかな。5歳馬という点も合致しているし、ほかにもちょろっと合致してるポイントが多いんですよね。

データ的にはシャムロックヒルを推していきたいかなと。推して参る!

ってなところで、中山牝馬ステークスの過去10年のデータと傾向についてでした。最後までご覧いただきましてまことにありがとうございました(●´ω`●)ゞ

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